委員会・研究会の活動

調査・研究機能、答申・建議機能

国際基準対策委員会

国際会計・監督基準等に関する事項への対応を所管しており、国際アクチュアリー会(IAA)や保険監督者国際機構(IAIS)、国際会計基準審議会(IASB)、規制当局等が策定した基準案に対する意見表明や提言の審議ならびに関係諸団体との連携等を通じて、国際基準に対する対応の管理・調整を行っています。最近では、2023年6月に金融庁から公表された「経済価値ベースのソルベンシー規制等に関する基準の最終化に向けた検討状況について」を受け、金融庁と当会が連携して検討すると位置付けられた「保険数理機能の責任者の適格性要件」等について金融庁との意見交換・調整を行っています。

保険監督部会
国際アクチュアリー会(IAA)の保険監督委員会に関連する課題、および国際基準対策委員会の課題のうち保険監督に関連する課題の検討を行っています。
具体的には、保険監督者国際機構(IAIS)の策定する各種文書案に対するIAA意見書作成への参画、IAA保険監督委員会が作成する教育文書Risk Bookの作成への関与および翻訳などを行っています。
具体的な活動成果は、以下をご参照ください。
保険会計部会
国際アクチュアリー会(IAA)の保険会計委員会に関連する課題、および国際基準対策委員会の課題のうち保険会計に関連する課題の検討を行っています。
具体的には、国際会計基準審議会(IASB)等の策定する会計基準に対するIAA意見書作成への参画、関連する国際アクチュアリー実務基準(ISAP)や国際アクチュアリーノート(IAN)の検討などを行っています。
ソルベンシー検討WG(生保・損保)
経済価値ベースのソルベンシー基準に関して、保険負債の計算やリスクの測定等の専門的・技術的・実務的事項についての検討、各社の実務上の課題の共有を行っています。(2024年3月、「保険負債の検証レポート記載要領等」および「保険負債等の評価・検証に関するガイダンス(案)」を作成し、報告書として公表)
特別課題第一~第六WG
経済価値ベースのソルベンシー基準に関する必要に応じた諸外国の事例等の検討を行っています。
気候変動・サステナビリティ研究会
気候変動・サステナビリティのうちアクチュアリアルな事項について、情報収集、調査・研究を行い、その成果を、年次大会等を通じて会員に連携しています。現在は6テーマ(気候モデル、シナリオ分析、生保系慢性物理的リスク、サステナブルファイナンス、アクチュアリー気候インデックス、インクルーシブインシュアランス)について分科会を組成し検討しています。また、国際アクチュアリー会(IAA)、保険監督者国際機構(IAIS)等の国際機関による気候変動・サステナビリティに関する意見募集への対応を行っています。

生保委員会

日本アクチュアリー会の生命保険に係わる諸課題を所管しています。具体的には、各部会の運営・活動状況等の報告を受け、または承認を行うほか、各部会にまたがる横断的な課題に関する検討・調整などを行っています。

実務基準部会(生保)
保険業法第121条に定める保険計理人の確認事項を遂行するに際しての標準的な実務について記載した「生命保険会社の保険計理人の実務基準」、保険業法施行規則第77条に定める保険計理人の関与事項および保険計理人の役割等について検討を行っています。最近の具体的な案件は以下の通りです。
  • 外貨建保険契約に係る標準責任準備金に対応する実務基準の改正(2023年3月改正)
  • 経済価値ベースの資本規制に対応する実務基準の改正内容の検討(2025年度改正予定)
国際基準実務検討部会(生保)
  1. 保険監督者国際機構(IAIS)・国際会計基準審議会(IASB)等での議論・検討を踏まえた、経済価値ベースでの保険に係る国際監督・会計基準に対する、日本における実務対応(生保に関わる部分)の研究・検討を行っています。
  2. 保険に係る国際監督・会計基準に対する日本における実務対応(生保に関わる部分)に関して、必要に応じた意見表明・提言等を実施しています。
標準死亡率調査部会
標準生命表(※)の作成ならびにその水準の妥当性の検証(標準生命表の翌事業年度の継続適用が適切かについて、生命保険会社の経験死亡率および国民死亡率等の状況を踏まえて毎年検証)を行っています。

※保険業法第116条第2項および平成8年大蔵省告示第48号第1項第2号の規定に基づく責任準備金の計算基礎の一つであり、日本アクチュアリー会は保険業法第122条の2第2項第3号の規定による委託を受けて標準生命表を作成しています。

損保委員会

日本アクチュアリー会の損害保険に係わる諸課題を所管しています。具体的には、各部会の運営・活動状況等の報告を受け、または承認を行うほか、各部会にまたがる横断的な課題に関する検討・調整などを行っています。

実務基準部会(損保)
保険業法第121条に定める保険計理人の確認事項を遂行するに際しての標準的な実務について記載した「損害保険会社の保険計理人の実務基準」に関する検討、ならびにその関連事項の調査研究を行っています。最近の具体的な案件は以下の通りです。
  • 経済価値ベースの資本規制に対応するための実務基準の改正内容の検討(2025年度改正予定)
  • マイナス金利、自然災害、コロナ、インフレなど、基礎率(シナリオ)に影響を与える環境変化等についての対応の検討
国際基準実務検討部会(損保)
(1)保険契約に係る会計基準であるIFRS17、(2)資本管理、リスク管理や保険数理機能などに係る国際監督規制について、国際的な論議や各国におけるプラクティスを踏まえて、日本の保険グループや損害保険会社が対応する際の実務面での課題に焦点を当てた調査・研究を行っています。
ASTIN関連研究会
主に損害保険関連のアクチュアリー学(Actuarial Studies In Non-life insurance)を研究しています。最近では、特にランダムフォレスト、ニューラルネットワーク、解釈可能な機械学習等の機械学習手法のアクチュアリー実務への応用に関する研究にも注力しています。
巨大リスク研究会
保険リスクの多様化・巨大化等によるリスクの変化・リスク管理体制の変化に対し、保険会社としての対応方策・あるべき姿等を模索・検討しています。直近では、パンデミックに関する海外文献を翻訳、意見交換等を実施しています。

年金・医療委員会

日本アクチュアリー会の年金・医療に係わる諸課題を所管しています。具体的には、各部会の運営・活動状況等の報告を受け、または承認を行うほか、各部会にまたがる横断的な課題に関する検討・調整などを行っています。

国際関係部会(年金・医療)
年金制度・退職給付制度あるいは年金アクチュアリー職に関連した、国際アクチュアリー会(IAA)等の国際機関からの意見募集、投票依頼、アンケートの回答依頼等に組織的かつ迅速に対応しています。
退職給付会計基準部会
退職給付会計に関する実務基準等の制定・改定の案の作成を行っています。これまでに作成した基準等には、日本基準に関するものとして「退職給付会計に関する数理実務基準」および「退職給付会計に関する数理実務ガイダンス」、国際会計基準(IAS19)に関するものとして「IAS19に関する数理実務基準」があります。
年金基礎研究会
年金に関する基礎的な調査・研究を行い、アクチュアリーとしての知識および見識を高め合っています。また、若手のアクチュアリーが中心となり、調査・研究の成果を年次大会等で発表しています。
健康・医療研究会
健康および医療・介護保険(公的、私的)に関する調査・研究および諸外国の当該分野に関する情報収集を行っています。具体的には、アクチュアリーとしての知識、能力を高めるため、年数回、研究会内で報告会を実施したり、外部から有識者を招いて講演をいただいたりしています。また、近年では東京大学とナショナルデータベース(NDB)を利用した共同研究を行いました。
社会保障問題研究会
幅広く社会保障問題にかかる調査・研究を行い、研究会内で年6回程度報告会を実施しています。2023年度は公的年金の繰下げ・繰上げ受給の日欧米比較、年収の壁問題、少子化がなぜ止まらないか、などを議論しています。この他、外部講師を招き社会保障と税と地方自治の関係を講義頂きました。これらの活動を通じて、アクチュアリーとしての知見向上に貢献するとともに、得られた知見の発信にも注力しています。

共済計理人の実務基準検討委員会

農業協同組合法第11条の40および水産業協同組合法第15条の18に定める共済計理人の確認事項を遂行するに際しての標準的な実務について記載した「全国共済農業協同組合連合会の共済計理人の実務基準」および「全国共済水産業協同組合連合会の共済計理人の実務基準」について検討を行っています。具体的には、法令改正や事業環境変化等を踏まえた実務基準内容の点検や生命保険会社、損害保険会社および共済団体の計理人制度の動向等に関する調査・研究などを行っています。

IT委員会

ITに関連する業界共通の問題についての情報交換や相互研鑚を目的として、IT研究会活動やIT研究大会などを企画・運営しています。具体的には、IT研究会のメンバーを募り、複数のテーマについて調査・研究を行い、IT研究大会でのプレゼンテーションを経て最終的には論文として発表します。

ERM委員会

ERM等リスクマネジメントに関する調査・研究、ERM等に関する会員への教育を行っています。具体的な活動内容は、以下をご参照ください。

ALM研究会
最新の国内外の論文・文献の輪読や勉強会を通じて、生保ALMに加え金融工学等の金融技術に関する調査・研究を行い、その研究成果をアクチュアリージャーナルや年次大会で報告・発表しています。また、年次大会等を通じてセミナーや講演活動を行っています。

投資理論委員会

投資理論に関する研究、成果の報告を行い、広く会員の知識向上に貢献することを目的としています。研究対象については国際的にも注目度の高いテーマなどを選定し、チーム毎に調査・研究を行っています。

  • 機械学習研究チーム:生命保険会社の資産運用における機械学習の活用について幅広く調査・研究
  • デリバティブ研究チーム:デリバティブの理論と実務への応用について調査・研究(不適切な利用による損失事例を含む)
AFIR関連研究会
国際アクチュアリー会(IAA)のAFIR/ERMセクションに対応する日本アクチュアリー会の調査研究組織であり、資産運用およびリスク管理に関するアクチュアリアルな問題を広く探求しています。具体的には年次大会および国際会議における研究成果の発表並びに国際会議で発表された論文の研究報告を行っています。

試験・教育機能

試験・教育企画委員会

試験制度、教育制度(初期教育、継続教育)全般について、関連委員会・部会等と連携し、アクチュアリー会全体としての方向性を検討するとともに、教育の実施を担当しています。最近の個別の案件では、教育シラバスの制定を受けた対応の推進や、試験・教育制度の中長期的な方向性についての検討を行っています。

アクチュアリー講座部会
会員教育を目的として、アクチュアリー講座の企画・運営を行っています。本講座には、基礎講座、特論講座、追加演習講座、専門講座(ERM)、専門講座(データサイエンス)があり、アクチュアリーとしての基礎知識・技能の習得を目的とした基礎的な講座から、特定の専門分野、の知識・技能を高める専門講座まで、充実した教育コンテンツを提供しています。
テキスト部会
アクチュアリー会発行のテキストについて、教育シラバスの内容を踏まえ作成・改訂しています。アクチュアリー会発行のテキストについて、当部会が作成を担当し、ホームページへ掲載しています。特に2次試験のテキストについては、法改正や社会動向等を踏まえ、内容の充実や最新化等の改訂を実施しています。
例会部会
会員がアクチュアリーとして幅広い知識を身につけ、専門能力を高めることを目的として、年8回程度の講演会を開催しています。講演会の内容は、死亡率・発生率等の保険数理に関する調査・研究、統計的手法やモデルガバナンス、国内・国外の規制動向、医療の動向、社会保障制度、データサイエンス、気候変動等、幅広いテーマを取り上げています。
セミナー部会
アクチュアリー業務に係る今日的なテーマを取り上げ、理論・実践の両面において会員相互の研鑽を図ることを目的とした「ムーンライト・セミナー」を開催しています。最近では、会計基準、資本規制、IT関連等の幅広いテーマについて講義や参加者での意見交換・ディスカッションを実施しました。また、毎年の活動内容についてはアクチュアリージャーナルで報告しています。
e-ラーニング部会
e-ラーニングシステムを管理し、コンテンツの拡充に向けた調査・検討・企画立案等を行っています。具体的には、年次大会・例会での発表や委員会・部会での研究内容等をe-ラーニングコンテンツ化し、多数の会員が最新かつ幅広いテーマを学習・習得できるようにすることで、継続教育制度の推進に貢献しています。
プロフェッショナリズム教育部会
アクチュアリーが専門職として、良心に従い誠実な業務遂行を実践するためのプロフェッショナリズムの強化について議論を行うとともに、プロフェッショナリズム浸透のために正会員資格取得に必要な「プロフェッショナリズム研修(初期教育)」や正会員資格取得後の「プロフェッショナリズム研修(継続教育)」等の教育機会を提供することにより、アクチュアリーが関与する事業の健全な発展や公共の利益の推進に努めています。
特定分野研修(初期教育)運営部会
正会員資格取得の要件の1つである特定分野研修(初期教育)の運営を実施しています。本研修は、3つの特定分野(金融システム、データとシステム、アクチュアリアル・リスクマネジメント)を学ぶための研修です。
アクチュアリー国内研修準備部会
アクチュアリー関連知識や能力の向上、会員間の交流と一体感の醸成を目的として、宿泊を伴う研修の企画・運営を行っています。2024年度に設置された新しい部会ですが、第1回目として「AI時代のアクチュアリーの役割の変化と取組むべき課題」をテーマに九十九里にて1泊2日の研修を行う予定です。

試験委員会

日本アクチュアリー会の資格試験運営にかかる運営を行っています。資格試験は、年に1回、CBT形式にて実施し、アクチュアリーに必要な専門知識および問題解決能力を有するかどうかを判定することを目的としています。

CERA資格委員会

日本アクチュアリー会の会員に向けて、ERMに関する国際資格であるCERA(Chartered Enterprise Risk Actuary)の資格取得に必要な試験・研修の実施と資格付与に関連する運営を行っています。また、世界の多くのアクチュアリー会が加盟するCERA Global AssociationのメンバーとしてグローバルなCERA資格の普及と認知度向上を目指し、関連する情報提供やサポートを行っています。

大会委員会

毎年秋に開催される日本アクチュアリー会の年次大会の運営企画・立案、および当日の運営を行っています。会員の学術活動の更なる促進、会員間の交流機会の創出に繋がるよう大会コンテンツの充実に取り組んでいます。また、海外のアクチュアリー会から来賓を招待し、アクチュアリー会間の関係強化にも貢献しています。

プログラム部会
年次大会に参加する入会したばかりの研究会員からベテランまで幅広い層にとって有意義なプログラム内容となるように企画運営を行っています。具体的には、セッション内容の検討・発表者への打診、プログラム編成、年次大会後の「年次大会報告集」に掲載する議事録作成等のアフターフォローを行っています。

国際関係機能

国際関係委員会

活動目的として次の3点を掲げ、日本と海外とのアクチュアリーの橋渡し的な役割を果たしています。

  1. 日本アクチュアリー会会員の海外アクチュアリアル・サイエンスに関する知識の向上
  2. 海外に情報を発信できる日本アクチュアリー会を目指し、国際的な視野を持ちグローバルな時代に対応できるアクチュアリー人材輩出の支援
  3. 日本アクチュアリー会会員の国際的活動分野拡大の支援

具体的には、5つのサブグループ(Open Discussion Forum、Financial Reporting、ERM Webinar、Reinsurance、Asia Related)による研究を主体に活動しています。

アクチュアリー海外研修準備部会
会員の海外アクチュアリアル・サイエンスに関する知識の向上、国際的な視野を持ちグローバルな時代に対応できるアクチュアリー人材輩出の支援、会員の国際的活動分野拡大の支援を目的として、アクチュアリー海外研修の定期的な実施とその準備を行っています。最近では、2023年にアメリカでの研修を実施しました。
外国文献研究会
諸外国のアクチュアリーに関する文献の調査・研究、会員への共有を行っています。直近ではAmerican Academy of Actuaries(AAA)のビッグデータに関する論文(アクチュアリージャーナル第106号)や国際アクチュアリー会(IAA)のClimate Risk Task Force(TRCF)の報告書(会報別冊290号、294号、296号)の翻訳を行いました。
ASEA部会
アジア圏のアクチュアリーとの交流および日本のアクチュアリーの国際的地位の維持・向上を目的として、東アジアアクチュアリー講座(Actuarial Seminar of East Asia:略称ASEA)の運営を行っています。具体的には、アジア圏のアクチュアリーを日本に招き、講義、ディスカッションや交流イベントを行っています。

企画機能

企画委員会

理事長を委員長、主要委員会の委員長等を委員として、会の基本的施策・業務運営に関する重要事項について審議を行っています(審議後、重要な事項は理事会で決議、それ以外は理事長決定)。具体的には、定例的なものでは、翌年度の事業計画案や予算案、最近の個別の案件では、中長期的な事業戦略の見直し、ICA2026(第33回国際アクチュアリー会議(ICA: International Congress of Actuaries))に関する重要事項、「教育シラバスに関する規則」の制定等について審議を行っています。

少短計理人実務検討部会
保険業法等に定める規定により、保険計理人の確認業務を遂行する場合に考えられる実務の範囲や考え方を整理し、一定の客観性を持たせるとともに保険計理人の実務の参考となることを目的として作成した「少短計理人の実務ガイド」に関する検討ならびにその関連事項の調査研究を行っています。
生保商品特別検討WG
第一分野および第三分野の保険商品数理事項についての専門的・理論的な検討を行っています。
データサイエンス関連基礎調査WG
データサイエンス関連の基礎的な事項の調査、およびアクチュアリー実務に係る応用研究を行い、成果を会員に広く共有しています。直近の活動として、予測モデリング手法に依らない予測誤差の分解方法の研究、ランダムフォレストの実務への応用の研究、解釈可能な機械学習技術の実務への応用の研究、米国アクチュアリー会試験の翻訳、Rパッケージの調査等があります。
年史編纂準備PT
日本アクチュアリー会では、創立100周年を迎えた1999年度に「日本アクチュアリー会100年史」を発刊しており、これが現状最新の年史となっています。年史編纂準備PTでは、100年史に続く次の年史の編纂に向けた準備や検討を、創立130周年を迎える2029年度の発刊を目指して行っています。

ICA2026組織委員会

2026年11月に東京で開催予定の第33回国際アクチュアリー会議(ICA: International Congress of Actuaries)に向けて、共催団体である国際アクチュアリー会(IAA)と連携しながら会議運営に関する重要事項の検討・審議・決定および会議開催の準備を行っています。ICA2026東京大会に向けての検討状況は、会議公式サイトや各種SNS(X、Facebook、LinkedIn)のICA2026 Tokyo公式アカウント、年次大会等で発信していますので是非ご確認ください。

ICA2026財務部会
会議全体の収支予算の編成や、助成金の申請等、ICA2026東京大会の財務に関する企画・運営を行っています。
ICA2026広報部会
会議公式サイトや各種SNS、国内外でのアクチュアリー関連会議等での広報活動等、ICA2026東京大会の広報活動全般に関する企画・運営を行っています。
ICA2026社交行事部会
八芳園で開催予定のガラディナーの他、ウェルカムレセプション・クロージングドリンクや都内ツアー等、社交行事に関する企画・運営を行っています。
ICA2026ロジスティクス部会
参加者の登録受付や宿泊・移動対応、各種配布物の制作、当日の会場運営等、ICA2026東京大会のロジスティクス全般に関する企画・運営を行っています。
ICA2026スポンサー・展示部会
ICA2026東京大会を一緒に盛り上げるスポンサー企業等の募集活動や、会期中のExhibition(展示)エリアに関する企画・運営を行っています。
ICA2026学術部会
ICA2026東京大会の学術に関する企画・運営(プログラム編成、論文募集・選定等を含む)について検討を行っています。また、論文執筆活性化のためのセミナー・研究会等、研究・論文執筆意欲の活性化を企図した活動も行っています。

学術機能

学術委員会

大学等の学術研究機関などに所属する研究者と、各研究会の代表者等をメンバーとして、学術研究機関とアクチュアリー会との連携を推進しています。論文レビュー部会から報告を受けた優秀論文候補作の中から優秀論文に該当する論文を選定します。また、日本保険・年金リスク学会(JARIP)や大学と共同で研究集会などを開催し、当会会員の学術活動全般の活性化を推進します。さらに、ICA等の国際会議での会員の研究発表を目指した研究活動を支援します。

論文レビュー部会
会員を対象に論文を募集し、提出された論文についてレビューを行います。また、優秀論文候補作を選定し、学術委員会に報告します。
共同セミナー部会
研究集会をJARIP、大学と共同して運営しているほか、アクチュアリー関連研究者の裾野の拡大を図るとともに、会員と大学研究室との共同研究等のマッチングを推進しています。また、ICA等の国際会議での研究発表を目指した研究活動を支援しています。

総務機能

予算委員会

日本アクチュアリー会の事業計画の円滑かつ効率的な遂行に資することを目的として、予算の策定と執行を総括的に管理しています。具体的には、事業計画案に基づく予算編成方針案の審議・立案を行った上で、予算編成方針に基づき予算主管者(各委員会の委員長等)との協議・調整を通じて、公益認定基準を踏まえた予算案の編成を行っています。また、予算の執行状況を監視し、必要に応じて予算主管者への助言や、予算の流用・追加・修正の審議などを行っています。

広報委員会

アクチュアリーが公益に資する専門職として社会に認知されるよう、日本アクチュアリー会の広報活動を検討・推進しています。具体的には、一般向けホームページの掲載情報・コンテンツの充実、SNSを活用した情報発信の強化(2024年5月、日本アクチュアリー会公式アカウントを開設)、広報誌の作成などを行っています。また、アクチュアリー認知度向上を目的として、主要な大学や高校等にてアクチュアリーの仕事の魅力を紹介するセミナーを開催しています。

アクチュアリーセミナー部会
主に大学生・大学院生の方々を対象として、アクチュアリーについての理解を深めるアクチュアリーセミナーの運営を担当しています。アクチュアリーの魅力を様々な立場の現役のアクチュアリーが直接お伝えしています。
アクチュアリー紹介セミナー運営部会
主要な大学や高校等の学生にアクチュアリーの魅力を伝え、アクチュアリーの認知度を向上させることを目的として、アクチュアリー紹介セミナーを企画・立案、大学・高校等との調整・交渉、講師選定やセミナーの事前準備および当日運営を行っています。
アクチュアリージャーナル編集部会
アクチュアリー会の会員向けの機関紙「アクチュアリージャーナル」の編集を行っています。アクチュアリージャーナルは、例会や各種研究会などの研究結果の報告、論文など、会員の専門的知識・能力の向上に資する有益な情報を掲載しています。また、特別号「リスクと保険」を日本保険・年金リスク学会(JARIP)と共同編集で刊行しています。

関西委員会

主に関西在住の会員の研究・教育支援を主眼に、研究会の開催等を実施しています。具体的には、分科会形式により、最近では例えば気候変動や金利上昇・インフレが生命保険会社に与える影響、高齢層の死亡率、AIに関するリスクマネジメント、イギリス・カナダの私的年金といったテーマについてとりまとめ、関西において発表会開催等を行っています。