例会

2017年度 第7回例会のご案内

2017年11月16日

テーマ
「将来人口推計とその応用」

国立社会保障・人口問題研究所では、近年、国勢調査の公表にあわせて5年に1回将来人口の推計を行っており、本年4月に「日本の将来推計人口(平成29年推計)」を公表したところです。この推計は、過去から現在に至るまでに観測された人口学的データの傾向・趨勢が続くとして将来を映し出す客観的・中立的な人口学的投影手法によっていますが、本講演ではこの推計結果概要に加え、推計の考え方や手法についてご説明いたします。
また、人口投影がこれまで社会が歩んできた方向から自然に導かれる行き先を示すのに対し、今後の私たちの選択や判断によって、これとは異なる将来を実現することも可能です。そのためには、人口投影をベースラインとした仮想的人口シミュレーションを用いた定量的議論が有効と考えられますが、このような将来人口推計の仮想的人口シミュレーションへの応用についてもお話しいたします。

日時
2017年12月6日(水) 17:00 - 19:00
会場
TKP東京駅日本橋カンファレンスセンター(ホール7)
講師
石井 太 先生

石井 太 先生は、国立社会保障・人口問題研究所人口動向研究部長であられます。
1991年厚生省(現:厚生労働省)へ入省され、旧統計情報部、年金局、政策統括官付政策評価官室等で勤務されました。 2004年より国立社会保障・人口問題研究所で勤務し、将来人口推計・死亡分析等に関する研究に従事されており、2012年より現職であられます。 カリフォルニア大学バークレー校大学院Ph.D.(人口学)、日本人口学会理事でもあります。

公式CPD
2.0単位 <その他>