例会

2012年度 第1回例会のご案内

2012年6月5日

テーマ
「価値協創時代の保険―日本発の金融イノベーションのために必要なこと―」

グローバルな企業競争の中で、競争のトップを走る企業はいずれもビジネスモデルを価値協創型へと進化させています。 価値協創型ビジネスモデルは"C2B"(Customer to Business) とも呼ばれ、保険サービスをはじめとする金融サービスに最も適合するモデルです。 日本の保険会社、代理店並びに仲立人が価値協創型モデルを取り入れることに成功すれば、日本の保険市場は「保険離れ」の時代を脱し、さらに飛躍する可能性が十分にあると考えられます。 本講演では、上記の論拠と学術的背景について、サービス科学とシステム思考の、最近の学術的発展の紹介とともに、講師が慶應義塾大学で行ってきた価値協創型ワークショップの実例とともに平易に解説をいたします。

日時
2012年6月28日(木) 14:30 - 16:30
会場
フォーラムエイト(キングススクエア)
講師
保井 俊之 先生

保井 俊之(やすい・としゆき)先生は、1962年生まれ、東京大学教養学科(国際関係論)卒業後、旧大蔵省へ。 金融庁参事官、中央大学客員教授等を経て、現在、慶應義塾大学先導研究センター特任教授。 国際基督教大学博士(学術)。 米国PMI認定Project Management Professional。 政策研究大学院大学客員教授を兼務。
主な著書に『中台激震』(中央公論新社, 2005年)、『保険金不払い問題と日本の保険行政』(日本評論社, 2011年)、及び『「日本」の売り方: 協創力が市場を制す』(角川oneテーマ21新書, 2012年)。 日本コンペティティブ・インテリジェンス学会から、2010・11両年度に同学会「論文賞」受賞。