例会

2011年度 第7回例会のご案内

2011年11月10日

テーマ
「プロフェッショナリズムの共通理解」

アクチュアリーは、専門職として十分な知識・技術・実務能力・職業倫理を備えた上で行動することが求められており、日本アクチュアリー会では従来から会員が専門職能者として行動する際の指針として「アクチュアリー行動規範」を制定するとともに、プロフェッショナリズム教育部会では、資格試験に合格し正会員になろうとしている会員を対象として、分野ごとの実務基準、行動規範など専門職として心得ておくべき事項を習得するための「プロフェッショナリズム研修」の企画・運営、および正会員になった後の継続教育の履修状況の管理を行っている。
一方、近年の急速な社会経済環境の変化の中で、その底流にある技術革新ならびに国際化等の進展により、様々な専門職能者に求められる要件や資質に変化が生じている面があると考えられる。 また更に大きな視点からは、個々人の価値観の変化やその多様化も相俟って、アクチュアリーが深く関わる公共の利益そのものについても時折考える機会を持つことが必要であろう。
本例会では、日本公認会計士協会のプロフェッショナリズムに関連する最近の取り組みをお伺いするとともに、IAA(国際アクチュアリー会)におけるプロフェッショナリズムの議論や日本アクチュアリー会が継続して取り組んでいる「プロフェッショナリズム研修」の状況を紹介し、アクチュアリーのプロフェッショナリズムについて考える一つの機会としたい。

日時
2011年12月2日(金) 15:00 - 17:00
会場
フォーラムエイト(キングススクエア)
講師
吉田 慶太 氏

吉田 慶太氏は、公認会計士であり、平成19 年より日本公認会計士協会の役員に就任され、公認会計士制度・法規担当常務理事として主に公認会計士制度の改善進歩、業務に関係する法規の研究調査にご尽力されました。 その後、平成22 年より現在まで、日本公認会計士協会の倫理担当常務理事として、公認会計士の職業倫理に関する事項を職務とし、同協会の会員に対する研修等を通じてプロフェッショナリズムの向上に取り組むなど、ご活躍されております。