保険負債の計算手法及びモデルに関する技術的検討、検証レポートに関する例示共有
2019年度より、金融庁フィールドテスト仕様書において保険負債検証レポートの提出が求められるようになったことに関連し、保険負債の妥当性検証の検討を行うため、日本アクチュアリー会のソルベンシー検討WGにて活動しています。
2020年6月26日に金融庁より公表された「経済価値ベースのソルベンシー規制等に関する有識者会議」の報告書においては、保険負債の計算・検討方法等に関するガイダンスに関する部分で、「実務的に有用かつバランスの取れたガイダンスとするためには、金融庁と日本アクチュアリー会等が連携しつつ、検討を深めていくことが考えられる。」との意向が示されています。
当WGでは、金融庁より保険負債評価の妥当性を確保する上での様々な課題意識を連携いただいており、今般「①保険負債の計算手法及びモデルに関する技術的検討」「②検証レポートに関する例示共有」につき検討を実施しましたので、その検討結果につき公表いたします。
①保険負債の計算手法及びモデルに関する技術的検討
仕様書における計算手法およびモデルに関する技術的検討
- 別紙1-1 「再保険の期待回収不能額の控除」について
- 別紙1-2 「インフレ率等の共通性が高い前提条件」について
- 別紙1-3 「既発生事故に係る保険負債(支払備金)の評価方法」について
- 別紙1-4 「事業費に係る将来キャッシュフロー」について
- 別紙1-5 「保証とオプションの評価」について
- 別紙1-6 「マネジメント・アクションの取扱い」について
- 別紙1-7 「契約の認識および認識の中止・契約の境界線」について