例会

2018年度 第1回例会のご案内

2018年6月27日

テーマ
「資本規制の歴史と最近の論点」

世界での保険監督における資本規制の歴史を概括し、現在資本規制において論点となっているいくつかの事象(会計基準との関係、オペレーショナル・リスクの反映、グループ必要資本など)について紹介します。

「経済価値ベースの資本規制 - 北米における動向」

ソルベンシーII資本要件への移行とIFRS新基準の採用が進む中、グローバルな保険業界は経済価値ベースの準備金と資本十分性基準へシフトしつつあります。米国およびカナダにおける最近の動向を概説します。

日時
2018年7月27日(金) 16:20 - 19:00
会場
TKP東京駅日本橋カンファレンスセンター(ホール7)
講師
重原 正明 君
(国際アクチュアリー会(IAA)保険監督委員会副委員長 第一生命経済研究所)

重原 正明 君は、1987年東京大学理学系研究科(現:数理科学研究科)修士過程終了、同年第一生命保険相互会社(現:株式会社)入社。その後主に同社主計部にて収支分析・商品数理・保険会計・株式会社化等の業務を行う。2008年4月 同社収益管理部部長、2010年4月株式会社第一生命経済研究所 総合研究部(現:調査研究本部 経営環境研究部)部長、2012年4月 同部部長兼研究理事となり、現在に至ります。
日本アクチュアリー会保険監督部会部会長(2013年より)その他国際基準対策委員会委員など。国際アクチュアリー会(IAA)保険監督委員会副委員長(2017年より:委員は2013年より)、ORSA小委員会委員(2013年より)。
理学修士、日本アクチュアリー会正会員、CERA、日本保険学会理事

Jim Dallas 氏
(RGA)

Jim Dallas氏はRGA リインシュアランスカンパニーのグローバル・ファイナンシャル・ソリューション部門ヴァイス・プレジデント&シニア・アクチュアリーです。アジアにおける事業と本社同部門との橋渡しを主な責務とし、アジアにおけるビジネス開発担当者やアクチュアリーと密接に連携して、再保険ビジネスの開拓や取引を進めています。現在、日本に長期滞在し、職務を遂行されています。
Dallas氏は、再保険業界において25年を超える経験を有します。アイオワ大学で保険数理学を専攻し、理学士を取得しました。米国アクチュアリー会の正会員であり、米国アクチュアリー学会のメンバーでもあられます。デービッド・アトキンソンとの共著である『Life Insurance Products and Finance: Charting a Clear Course』は米国アクチュアリー会試験のテキストとして広く知られています。また、米国アクチュアリー会年次大会等において幾度もパネリストを務める等、積極的に業界に貢献されています。以前は米国アクチュアリー会再保険委員会委員長も務められました。

公式CPD
2.5単位 <リスク管理>