2025年度第6回例会のご案内
2026年1月29日
- テーマ
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「生命保険における行動経済学」
このプレゼンテーションでは、引受査定のスピードが加速する環境において、行動経済学を不可欠な管理手法として位置づけています。 まず、行動経済学の基本的な考え方を整理したうえで、申込手続きが迅速化し、医的検査などの負担が軽くなるほど、 申込者が直感的な判断に頼りやすくなり、その結果として不告知や誤告知といった告知不備のリスクが高まる点を考察します。 さらに、告知行動は質問の提示方法(フレーミング)、認知負荷、デフォルト設定、質問構造といった要因に大きく影響されることを示し、 申込書や告知項目の設計が単なる見た目の問題ではなく、重要なリスク管理手段であることを明らかにします。 加えて、Gen Re が実施した調査結果を紹介し、質問形式や申込書のデザイン、さらには質問文の過度な簡略化が、 医療情報・非医療情報の告知率にどのような影響を及ぼすのかを検証します。 また、行動科学に基づく「ナッジ」(人が自然と望ましい行動を取りやすくするための小さな工夫)や申込書の再設計が、低コストかつスケーラブルで、 引受査定の精度向上、加速型引受に伴うリスクの軽減、収益性の確保に寄与しながら、顧客体験を損なわない手法である点についても取り上げます。
- 日時
- 2026年2月26日(木) 18:00 - 20:00
※当日の参加が難しい方のために、後日、録画動画のオンデマンド配信を実施いたします。 当日参加と同様、会員HPに公式CPD単位として反映しますので、当日の参加が難しい方は是非ご活用ください。 オンデマンド配信の日程は次の通りです。
【 3月12日(木)~ 3月25日(水)】
オンデマンド配信の視聴方法等は改めてご案内いたします。 - 会場
- ZoomによるWebinar開催
- 定員
- 先着500名
- 講師
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Dr. コハール・アニー・キソヤン 氏
(Gen Re ライフ・ヘルス、グローバルアンダーライティングおよびR&D、ドイツ・ケルン)微生物学者・免疫学者であり、ケルンのGen Re ライフ・ヘルス、グローバルアンダーライティングおよびR&Dで医療研究スペシャリストとして勤務している。 この役割では、特に感染症に関連する医療リスクに重点を置きながらGen Reの引受マニュアルの継続的な改訂・高度化を推進しています。 また、国際的なクライアントに対して専門的なコンサルティングを提供し、複雑な引受に関する照会を支援するとともに、エビデンスに基づくリスク評価戦略の構築にも貢献しています。
サラ・サレム 氏
(Gen Re ライフ・ヘルス、グローバルR&D、リード - デジタルソリューション、ドイツ・ケルン)現在、Gen Reのケルンオフィスを拠点に、、Gen Re ライフ・ヘルス、グローバルR&D、リード - デジタルソリューションとして勤務しています。 彼女は2010年に中東・北アフリカ地域のプライシングアクチュアリーとしてGen Reに入社し、その後12年間にわたり同地域で複数の役割を担ってきました。 サラは再保険の豊富な経験を持つとともに、R&Dにおける現在の役割では、Insurtech企業とGen Reのクライアントである保険会社との間のギャップを埋めることに特に注力しています。 彼女は米国アクチュアリー協会の準会員であり、ロッテルダム経営大学院でエグゼクティブMBAを取得しています。
※英語での講演となります。当日は日本語通訳があります。
- 公式CPD
- 当日参加:2.0単位<生命保険>
