2025年度第2回例会のご案内
2025年9月9日
- テーマ
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「米国における年金のリスク移転市場:保険会社のプライシングに関する留意点」
米国における年金のリスク移転市場は、2012年以降、着実に増加を続け、近年500億ドルを超える規模になりました。 米国では、年金のリスク移転の取引はどのように組成されるのでしょうか? 年金の提供者、コンサルタント、保険会社はこのプロセスで何を考慮すべきでしょうか? 二部構成にて、米国市場における従来のリスク削減手法の背景をご説明し、 リスク移転の現状を把握した上で年金のリスク移転取引について取引の実行方法やプライシングに関する保険数理上の留意点を考察します。
- 日時
- 2025年9月30日(火) 18:00 - 20:00
※当日の参加が難しい方のために、後日、録画動画のオンデマンド配信を実施いたします。 当日参加と同様、会員HPに公式CPD単位として反映しますので、当日の参加が難しい方は是非ご活用ください。 オンデマンド配信の日程は次の通りです。
【 10月17日(金)~ 10月30日(木)】
オンデマンド配信の視聴方法等は改めてご案内いたします。 - 会場
- ZoomによるWebinar開催
- 定員
- 先着500名
- 講師
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Ted Law 氏
(RGA VP & Managing Actuary, Head of Institutional Markets Pricing)Ted Law 氏は、年金のリスク移転ビジネスを含む、米国およびカナダのインスティチューショナル・マーケットにおいて、 年金のリスク移転の新たな案件に対応したモデリング、リスク評価、保険数理上のアサンプションの設定を行うプライシングチームを管轄されています。 現在、米国アクチュアリー学会年金委員会のメンバーも務められています。 RGA入社以前は、AIGにおいて米国および英国の大規模で複雑な年金のリスク移転取引の実現に向けたプライシングやバリュエーションの改善で重要な役割を担われ、 AIGの確定給付年金制度に関する保険数理的判断や資金戦略を支援されていました。 ロー氏はブリガムヤング大学を卒業し、理学士(保険数理学専攻)を取得されました。 米国アクチュアリー会および米国アクチュアリー学会正会員。登録年金数理士。
Mellissa Lim 氏
(RGA Vice President, Head of US Pension Risk Transfer)米国における年金のリスク移転の戦略、取引の実行、関係構築を担うビジネス開発チームを管轄されています。 戦略的パートナーシップをはじめとした市場における関係構築や、リスク移転取引の締結やオペレーションの開発・改善に携わられています。 米国の退職資金業界における年金のコンサルティングや保険の分野で17年以上の経験を積まれ、 RGA入社以前は米国最大手の相互保険会社で年金リスク移転商品の再開発や管理を責務とされていました。 リム氏は、人事・福利厚生に関するコンサルティング会社で10年以上にわたり確定給付年金制度や確定拠出年金制度に関してお客様に対応し、 米国の年金リスク移転の新規案件を管理されていました。 リム氏は、アルバータ大学を卒業し理学士(保険数理学専攻)を取得されました。
- 公式CPD
- 当日参加:2.0単位<年金・退給制度>