例会

2018年度 第11回例会のご案内

2019年2月20日

テーマ
「ロボット・AIと法」

政府や経済界は現在、”Society 5.0”の実現に向けた取り組みを加速している。 今後は、自動走行車、IoT、ビッグデータ、AI、ロボットなどの技術により、サイバー空間とフィジカル空間が高度に融合するものと想定されている。 とりわけビッグデータを対象に深層学習によって賢くなっていくAIシステムに対しては、制御可能性や透明性などの問題点を指摘する論者も多い。 自律した個人から構成される社会を前提に組み立てられてきた様々な制度や法に対して、現在また今後、どのような課題が生じていくのか。 「人間中心の社会」を実現するために、どのような取り組みが必要なのか。 個人情報・プライバシー、個人の尊重、平等、責任などの論点を取り上げてみたい。

日時
2019年3月12日(火) 17:00 - 20:00
会場
TKP赤坂駅カンファレンスセンター(ホール13A)
定員
400名程度
講師
宍戸 常寿 先生
(東京大学大学院法学政治学研究科 教授)

1997年東京大学法学部卒業、東京大学大学院法学政治学研究科助手、東京都立大学法学部助教授、一橋大学法学研究科准教授などを経て現職。 専門は憲法、情報法。 著書に『憲法 解釈論の応用と展開(第2版)』(日本評論社、2014年)、『ビッグデータ時代のライフログ』(共著、東洋経済新報社、2012年)、『ロボット・AIと法』(共編著、有斐閣、2018年)、『新・判例ハンドブック 情報法』(編著、日本評論社、2018年)、『メディア判例百選(第2版)』(有斐閣、2018年)など。 現在、国立情報学研究所客員教授、第32次地方制度調査会委員、総務省情報通信審議会専門委員、総務省AIネットワーク化推進会議構成員、朝日新聞社報道と人権委員会委員、公益財団法人東京大学新聞社理事長、一般財団法人情報法制研究所理事など。

公式CPD
3.0単位 <その他>

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