例会

2018年度 第4回例会のご案内

2018年10月5日

テーマ
「プレシジョン・メディシン(精密医療)」

疾患のスクリーニングは、従来、広く大衆を対象としており、スクリーニングプログラムの有効性は限られていた。 疾患に対する治療法も、よく見られる症状・徴候の背後にある様々な相違や複雑さへの理解を欠いたまま選択されてきた。 このプレゼンテーションでは、疾患発症の機序やその要因、発症制御を司る因子への理解が可能にした、より個別化したスクリーニングや、より個別化した治療法について考察していきたい。 精密化された医療による治療成績の向上は既に現実のものとなりつつあるのである。

日時
2018年10月30日(火) 17:00 - 19:00
会場
TKP 赤坂駅カンファレンスセンター(ホール13A)
講師
ジョン・オブライエン博士

ジョン・オブライエン博士は、呼吸器内科の専門医です。彼はケープタウンのクリスバーナード記念病院で研究および臨床に従事し、また、治験センターの運営に携わっていました。 2016年には、ロンドンとケルンに拠点を置くGen ReのLife/Health部門の研究開発担当CMO(Chief Medical Officer)に就任しました。 これに先立つ5年間は、南アフリカ共和国のGen Reにコンサルタントとして携わり、さらに南アフリカのCMOに就任、英国のコンサルタントとしても従事しました。 彼はジンバブエで生まれ、ケープタウン大学の医学部を卒業、グルートシュアール病院で専門医教育を受けました。また引き続き、ケープタウン大学とタフト大学で専門医としてのトレーニングを受けました。
彼は南アフリカ胸部医学会の元会長であり、1995年に呼吸器の専門誌"South African Respiratory Journal"を創刊し、2013年までその編集に従事しました。 喘息、慢性閉塞性肺疾患および市中肺炎の治療に関する南アフリカのガイドライン策定に携わり、70以上の治験の主任研究者として活動しています。

公式CPD
2.0単位 <医療>