例会

2016年度 第9回例会のご案内

2017年2月8日

テーマ
「保険監督行政の現在と未来」

1998年に発足して以降、金融庁では、金融を巡る様々な課題に対して、政策の効果と副作用を踏まえつつ、検査・監督のアプローチについて試行錯誤を繰り返してきました。 現在においても、金融システムの安定と経済の持続的成長を両立できるような新たな金融行政のアプローチを模索しているところでありますが、その考え方について講演予定です。
さらに、少子高齢化や超低金利の継続等、保険業を巡る様々な課題が進展している中で、今後の保険行政の着眼点はどのようなものか、さらには、保険数理の専門家としてのアクチュアリーに期待するものは何か、などについても話が出来ればと考えています。

日時
2017年3月10日(金) 17:00 - 19:00
会場
TKPガーデンシティ渋谷(ホール4A)
講師
箭野 拓士 氏
(金融庁監督局保険モニタリング室長)

1977年神戸生まれ。1999年大蔵省(現:財務省)入省。
大蔵省および財務省勤務時には、主計局で厚生年金と公務員共済の一元化に向けた作業に従事されたほか、2007年のアジア開発銀行京都総会の準備の実務責任者として会合を成功に導かれました。その後、理財局の財政投融資の担当として、国債市場からの資金調達や資産債務改革の一環としての証券化商品の組成を行われたのち、日本政策投資銀行を初めとする政府系金融機関への融資責任者を経験されました。
出向経験も豊富であり、米州開発銀行の資産運用チームの一員として証券化商品の分析やアロケーションを担当されたほか、大手損害保険会社では、リスク管理部門や資産運用部門でも経験を積まれました。さらには、世界銀行の専門家として中央アジアや東欧の体制移行国の政府・地方政府の資金管理や徴税事務を高度化するプロジェクト等にも従事されました。 2014年に金融庁に移り、広報室長を経て現職。東京大学法学部卒、金融工学修士(ジョージワシントン大学)。

公式CPD
2.0単位 <その他>