例会

2015年度 第6回例会のご案内

2015年9月16日

テーマ
「逆風下のドイツ生命保険業界 - そよ風か、強風か、ハリケーンか?」

ドイツ生命保険会社は保険市場・事業監督などチャレンジに満ちた環境にあります。 長引く低金利環境は消費者に対する伝統的な貯蓄型商品の魅力を低め、同時に、金利が現在よりはるかに高かった時期の長期の料率保障は資金調達を要します。 じきに実施される新ソルベンシーIIレジームと低金利環境は、資本に対する要求をさらに厳しいものにします。 これらが全てドイツの生命保険業界を根底まで揺るがしています。
また、伝統的な販売手数料に対する圧力があり、保険会社は商品の販売手数料に対するより透明性の高い開示を求められてもいます。 市場は流動的で、新たなビジネスモデルと新商品開発の確立を試みています。 焦点は資本要求がより少ない、より料率保障が緩やかで、しかも消費者に良好なリターンを期待してもらえるような商品です。 平行して、保険会社は保障型商品を推進します。就業不能、介護といった保障型商品は大いに注目されています。 商品開発者は市場のこの分野でとりわけ活動的で、いまだかつてないアプローチによって、商品の範囲が拡大を続けています。
今回のプレゼンテーションではこれらの進展について概要を示し、最近市場に導入されたいくつかの商品を紹介します。

日時
2015年10月19日(月) 15:00 - 17:00
会場
TKP赤坂駅カンファレンスセンター(ホール 13A)
講師
ウルリッヒ・パスディカ (Mr. Ulrich Pasdika)氏

ウルリッヒ・パスディカ (Mr. Ulrich Pasdika)氏は、Gen ReのHead of Research & Development and Region Germany(R&D及びドイツ市場責任者)であられます。
1995年にドイツ最大の保険会社にてキャリアをスタートし、2001年にGen Re入社。国際的な商品開発チームの責任者として数年をすごし、2008年にドイツの生命・健康保険ビジネスの地域責任者となられました。
ドイツアクチュアリー会正会員でいくつかの同会委員会のメンバーを務めておられます。

公式CPD
2.0単位 <生命保険>