例会

2015年度 第1回例会のご案内

2015年4月24日

テーマ
「CERAについて理解を深めよう~ERM資格委員会の活動を振返って~」

ERM資格委員会は、日本アクチュアリー会が、世界の主要なアクチュアリー会の潮流に遅れを取ることなく、 日本でもERMに関する国際資格"CERA"の普及と発展に努めるために、2011年9月、前身のERM資格検討PTを改組して設置され、 ERM資格の認定のために必要な"CERA試験"および"CERA研修"を実施するとともに、CERA協定書理事会等への対応を行っています。
今回の例会では、更なる受験者、合格者の増加のため、資格の魅力のアピールと、会社の上司の方達の理解の促進も含め、 これまでの活動の報告、グローバルなCERAの状況説明を行うとともに、"CERA研修"の概要説明やCERA合格者の体験談を 3名のスピーカーから行います。

日時
2015年5月26日(火) 17:00 - 19:00
会場
TKP赤坂駅カンファレンスセンター(ホール 13A)
講師
吉村 雅明 君

吉村 雅明 君は、2012年4月にミリマンに入社し、現在、日本における代表で、ERM関連のコンサルティングも担当しております。
その前は、住友生命に約30年勤務し、主計部、国際業務部、国際投資部、企画調査部、リスク管理統括部の他、保険計理人、 ニューヨーク駐在員事務所長等として収益管理、リスク管理を含む経営管理の幅広い業務経験を積んでこられました。
また、日本アクチュアリー会では、保険相互会社の株式会社化に伴う数理事項に関する報告書や社員への補償の割当てに関する実務基準の作成に携わった他、 事務局長を経験し、現在は理事ならびに、ERM委員会とERM資格委員会の委員長を務めております。
国際的な活動としては、国際アクチュアリー会(IAA)において、プロフェッショナリズム委員会の副議長を務めた後、 2012年1月より世界各地域を代表する8名の一人としてエグゼキュティブ委員会において活躍しております。 また国際会計基準審議会(IASB)保険ワーキング委員の経験も有しております。

松平 直之 君

松平 直之 君は、現在、キャピタスコンサルティング株式会社のマネージングディレクターであります。
東京海上火災保険を経て、ティリングハスト-タワーズペリン等にて生損保会社に対するアドバイザリー業務を行い、 2007年1月にキャピタスコンサルティング株式会社の設立に参加。 同社にて、生損保会社に対してERM/ALM態勢構築、リスク計量モデルのレビュー・高度化等のサポートを行っております。
日本アクチュアリー会では、ALM研究会、ERM資格委員会、保険会計部会、国際基準実務検討部会他の委員であります。 日本証券アナリスト協会検定会員でもあります。
著書として、「【全体最適】の保険ALM」、「金融リスクマネジメントバイブル」、「金融機関の市場リスク・流動性リスク管理態勢」 (いずれも共著、金融財政事情研究会)があります。

白井 健史 君

白井 健史 君は、現在、東京海上ホールディングス株式会社、国内事業企画部事業推進グループマネージャーであります。
1998年3月東京大学工学部都市工学科卒業後、同年4月東京海上火災保険(現 東京海上日動火災保険)入社。 リスク管理部門に約11年在籍し、信用リスク管理(与信管理、クレジットスコアリングモデル構築、信用リスク量計量モデル高度化、 CDS時価評価モデルの導入)、ALM(積立保険、長期火災保険等の損保における長期保険)、統合リスク管理、 買収案件におけるデューデリジェンスンスの支援、変額年金子会社のサポート(商品設計、リスクコントロール、経済価値ベース評価指標の導入、 グループ内変額年金再保険子会社の設立および運営管理)等に従事されました。 その後、持株会社の国内保険事業の企画部門に異動し、変額年金事業に引き続き携わりつつ、主に生命保険会社を中心に 国内グループ会社の経営管理を担当され、2012年より現職であります。
日本アクチュアリー会ではERM資格委員会の委員であります。また、CERAの資格も有しております。

公式CPD
2.0単位 <リスク管理>