例会

2013年度 第4回例会のご案内

2013年9月4日

テーマ
「IFRS Insurance Contracts 2013 Exposure Draft-Overview and Earnings Impact」

Society of Actuaries は、最近リリースされたIFRS Re-exposure Draft の保険契約において、商品の収益発生に関する調査結果を発表しました。
今回の2時間の講演では、Exposure Draftの論点について導入概要を述べる予定です。 論点は主に生命保険契約ですが、いくつか損害保険契約についても述べたいと思います。
参加された方が、以下の事が可能となる助けになるのではないかと思っています。
1) IASB へのコメントレターをより良く組み立てる
2) 様々な商品の収益発生、仮定や環境の変化に対する感応度を理解する
3) 財務諸表と付随するディスクロージャーの準備において必要とされる新しい業務の量を把握する
講演内容はアクチュアリーと会計の方にも参考となる内容だと思います。

日時
2013年10月4日(金) 15:00 - 17:00
会場
TKP赤坂ツインタワーカンファレンスセンター(ホール8A)
講師
R. Thomas Herget 氏

R. Thomas Herget氏は、既に退職されていますが、アクチュアリーとして財務報告、リスク管理、企業評価を専門とされていました。 現役時代は、PolySystems 社のExecutive Vice President、その後Risk Lighthouse 社の社長であられました。 PolySystems 社の前は、ハートフォード社に勤務されていました。
氏はシカゴアクチュアリー会の元理事長で、SOA のFinancial Reporting Section newsletter の前編集者、Financial Reporting Section の前議長、North American Actuarial Journal の編集委員会の前委員でした。
いくつかのテキストの編集長をされ、その中にU.S. GAAP for Life Insurers (2000 and 2006)と Insurance Industry Mergers & Acquisitions (2005) があります。
近年は、American Academy of Actuaries のSolvency Committee の議長、International Actuarial Associationでも活動されています。
また、SOA におけるIASB の保険契約のPreliminary Views、Exposure Draft の影響調査のプロジェクト・オーバーサイト・ディレクターであります。
PolySystems 社をはじめ、SOA、AAA、Risk Lighthouse 社の役員会のメンバーであられました。
氏は、イリノイ大学でアクチュアリアルサイエンスの学士を取得されています。
今回で日本アクチュアリー会でのIFRS に関する講演は、3 回目となります。

Michael Lockerman 氏

Michael Lockerman 氏は、NY にあるPwC のActuarial and insurance management solutions group のプリンシパルです。 ここ10年は多くの時間をアジアで過ごし、東京と香港で数年ずつ業務をされていました。
監査業務に加えて、ファイナンシャルモデリングや業務改善のコンサルティングサービス、同様にファイナンスのデューデリジェンスも行っています。 また、U.S. GAAP やIFRS によるフェアバリューの改善の助言も行っていますし、ソルベンシーⅡの評価やIFRS のコンバージョン業務の助言も行っています。
PwCの前はバリュエーションアクチュアリーとして、メットライフ社の個人年金部門で法定会計やGAAPに使用するキャシュフロープロジェクションなどを行っておられました。 また、責任準備金と契約管理システムのコンバージョン、会計システムデータとの照合も行っていました。 大学卒業直後は、UNUMProvident 社のバリュエーション部門に勤務されていました。
氏は、ノースカルフォルニア大学でアクチュアリアルサイエンスの学士を取得されています。