2007年度 第2回例会のご案内
2007年10月1日
- テーマ
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「Value-Added Loss Reserving for General Insurance - 支払備金分析の付加価値をいかに高めていくか」
支払備金の分析および予測は損保アクチュアリーにとって伝統的かつ主要な分野です。 従来の伝統的支払備金分析は、貸借対照表上の負債額を決定する作業にとどまってきましたが、米国の損保アクチュアリーは、分析過程や分析結果の伝達方法を見直して、支払備金分析の付加価値を高めていこうとしています。 そのために、損保アクチュアリーには、分析データの背景である事業内容や事業環境を理解する能力や、分析結果の社内コミュニケーションを適切に図る能力が求められます。 確率論的リザービングの活用も支払備金分析の付加価値を高める一つの手法となりえます。
今例会は、この分野の第一人者であるコンガー氏より、米国損保アクチュアリーが挑むValue-Added Loss Reservingの概要について説明いただくとともに、支払備金分析の付加価値付けをいかに実行していくべきかについての助言をいただきます。 - 日時
- 2007年10月17日(水) 15:00 - 17:00
- 会場
- こまばエミナース(鳳凰の間)
- 講師
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ロバート・コンガー氏
コンガー氏はティリングハスト/タワーズペリンのプリンシパルで、特に労働者災害補償保険の専門家です。 損害保険について、リザービング、プライシング、マーケットセグメンテーション、経営分析、再保険分析およびM&Aなど、幅広いコンサルティング経験を有しています。 コンガー氏は、CAS会長、理事会議長を務めた後、現在はCASアジア委員会の要職にあります。 またCASの他に、AAA会員、カナダアクチュアリー会会員、英国アクチュアリー会の名誉会員でもあります。
通訳:田中 千晶 氏田中氏はティリングハスト/タワーズペリンのプリンシパルで、損害保険部門の日本地区責任者を務めています。