「退職給付会計に関する数理実務ガイダンス」の改定

2019年5月17日

公益社団法人日本年金数理人会
公益社団法人日本アクチュアリー会

今般、両会の正式な手続きを経て、「退職給付会計に関する数理実務ガイダンス」を改定することとなりましたので、本日ここに公表いたします。

今回の改定は、以下の2点の対応を行うものです。

2017年12月に公益社団法人日本年金数理人会が「確定給付企業年金実務基準」を改定し「確定給付企業年金に関する数理実務ガイダンス」を公表したことに伴い、「退職給付会計に関する数理実務ガイダンス」において参照している関係部分について改定するもの
2018年2月にInternational Accounting Standards Board (国際会計基準審議会)がIAS19（Employee Benefits）の改定（Plan Amendment, Curtailment or Settlement）を公表したことに伴い、「退職給付会計に関する数理実務ガイダンス」が参考にしているIAS19が最新のものであることを明らかにするもの

また、今回の改定に合わせて、数式エディタの不具合により発生していた表示上の問題を解消するため、一部修正を行っています。

今回の改定にあたっては、2019年3月6日に改定草案を公表し、3月20日までコメントを受け付け、提出されたコメントの内容を検討した結果、改定草案通りの内容で改定することといたしました。

なお、今回の公表にあたり、「退職給付会計に関する数理実務基準」及び「退職給付会計に関する数理実務ガイダンス」の制定・改定日の暦表示を西暦に統一する修正を行っておりますことを申し添えます。