公益社団法人 日本アクチュアリー会
 

委員会・研究会の活動

調査・研究機能、答申・建議機能

ERM委員会

2018.1.15

1.目的


 ERM(Enterprise Risk Management)委員会は

  • ERM等リスクマネジメントに関する調査・研究
  • ERM等に関する会員への教育および資格の調査・検討

 を主なミッションとして、2008年に新設された委員会です。

 ERMは、企業等が業務遂行上の全てのリスクに関して、組織全体の視点から統合的・包括的・戦略的に把握・評価し、企業価値等の最大化を図るリスクマネジメントのアプローチとして、その重要性が近年急速に認識されるようになりました。アクチュアリーは従来から保険や年金等の分野で、健全な事業運営に中核的な役割を担ってきましたが、最近では国際的にも、その専門性を活かしてERM分野でアクチュアリーの貢献が一層期待されております。

2.活動実績


<2017年度>

  • 米国アクチュアリー会(SOA)、米国損害保険アクチュアリー会(CAS)、およびカナダ・アクチュアリー会(CIA)の共同リスク管理セッションにより作成された「2015 Emerging Risks Survey」の翻訳

<2016年度>

  • 経営判断に至るまでの経営会議での議論の経緯をロールプレイすることで、年次大会の参加者が主体的にERMを考える機会を提供することを目的としたプレゼンテーション「模擬経営会議〜CROの役割と葛藤〜」を開催(H28.11.11)
  • 平成27年度年次大会におけるERM委員会の発表を題材としたe-ラーニングのコンテンツ「CERAで学ぶリスクガバナンス」を作成

<2015年度>

  • 英国ST9 試験および英国CERA研修のケーススタディを用いて、CERA 資格者が「3つの防衛線」(Three Lines of Defense)等リスクガバナンスのあるべき姿とアクチュアリーの役割について、年次大会パネルディスカッション「CERAで学ぶリスクガバナンス」を開催(H27.11.11)
  • 英国ケント大学Paul Sweeting博士による「Recent Developments in UK Pensions - Regulatory, Financial and Behavioural Change」講演会を年金・医療委員会と共同企画(H27.12.3)
  • 国際アクチュアリー会(IAA)のEnterprise and Financial Risk委員会が作成した、「Actuarial Aspects of ERM for Insurance Companies」の翻訳

<2014年度>

  • 欧州および米国のORSA の導入状況、そして金融庁からの期待と日本におけるORSAのGood Practiceの在り方等について、リスク管理の分野で活躍されている方々からお話しを伺い、アクチュアリーが、単なるコンプライアンスではなく、どのようにORSAに貢献できるのかを議論する目的で「そうだったのか!ORSA 〜コンプライアンスを超えて〜」を開催(H26.11.7)
  • 2013年に米国アクチュアリー学会(The American Academy of Actuaries)のERM Committeeが発表したERMに関するプラックティス・ノート(Practice Note)を翻訳
    保険会社におけるエンタープライズ・リスク・マネジメントの実務 (Insurance Enterprise Risk Management Practices)」

<2013年度>


<2012年度>

  • CERAに興味や関心があるが、過去の試験問題に目を通したことがない方や、これから具体的に試験勉強を開始してみようと考えておられる方のため、年次大会でのプレゼンテーションとして「そうだったのか!CERA〜ST9 試験での過去の出題例を題材に〜」を発表(H24.11.6)
  • 「意思決定および ORSA のためのリスク尺度(RISK METRICS FOR DECISION MAKING AND ORSA」翻訳(2012 Joint Risk Management Section of the Society of Actuaries, Casualty Actuarial Society and Canadian Institute of Actuaries)

<2011年度>

  • David Ingram 氏(IAA EFR委員会委員長)による年次大会発表「ERM登頂を目指せ(Climbing the ERM Mountain)」を企画(H23.11.9)
  • 年次大会での初学者向けプレゼンテーションとして「そうだったのか!ERM〜国際資格「CERA」のシラバスに沿って〜」を発表(H23.11.9)
  • SOA「オペレーショナル・リスク管理の新手法(A New Approach for Managing Operational Risk)」翻訳(H24.8会報別冊)
  • その他、ERM資格検討PTへの参画などを行いました。

<2010年度>

  • 年次大会発表「そうだったのか!エコノミック・キャピタル 〜SOAのSpecialty Guide on Economic Capitalをもとに〜」「金融危機の経験も踏まえたERMの方向性〜CAREレポートについて」(H22.11.18)
  • IAA EFR委員会作成 「Comprehensive Actuarial Risk Evaluation」翻訳(H23.6会報別冊)
  • SOA「Specialty Guide on Economic Capital」翻訳(H23.6会報別冊)
  • その他、ERM資格検討PTへの参画などを行いました。

<2009年度>


<2008年度>

  • 年次大会パネルディスカッション「ERMとアクチュアリーの役割」(H20.11.11)
  • 関西支部例会「ERMとアクチュアリーの役割」(H21.1.30)
  • アクチュアリージャーナル「ERM特集号」発刊(H21.3)
  • その他、SOAが創設したCERA (Chartered Enterprise Risk Analyst) 等の資格制度の調査、他の団体(業界)におけるERMへの取組調査、ERM国際資格検討への参画などを行いました。

3.今後の活動内容


 今後ともERMについての会員向けの啓発ならびに調査研究等、様々な視点から活動していく予定です。


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