2018年度 第10回例会【トリトン講義】のご案内
2019年1月25日
- テーマ
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「保険数理と統計的方法とその心」
アクチュアリー学には実践的な確率・統計の知識が必要である。 しかしながら、その理論的な側面は、案外重視されていないように思える。 この度出版した拙著「保険数理と統計的方法」は主に破産理論を扱ったもので、実践的なアクチュアリー数理とはかけ離れていると思われるかもしれない。 しかし、実はそれは確率過程に基づくリスク評価の元祖であり、確率・統計の重要な理論的側面をふんだんに含んでいる。 いわば、市場整合的リスク評価などの数学的技法の基礎を与えるものと言え、CERAや次世代のアクチュアリーにとって欠くべからざる知識の宝庫と言えるであろう。 本講義では、あえて1章の確率論の基礎から復習することにより、もしかしたら忘れているかも知れない確率・統計理論のきわどさも再認識しつつ、確率過程によるリスク評価の可能性を探ってみたい。
- 日時
- 2019年2月27日(水) 18:00 - 19:30
- 会場
- 日本アクチュアリー会事務局 大会議室 (晴海トリトンスクエア)
- 定員
- 100名
- 講師
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清水 泰隆 先生
(早稲田大学理工学術院 教授)1976年 福井県生まれ
1999年 東京大学理学部数学科卒
同年 第一生命入社(半年後、退社)
2001年 東京大学大学院数理科学研究科
2005年 大阪大学大学院基礎工学研究科 助手
2011年 同研究科 准教授
2017年 早稲田大学理工学術院 教授
博士(数理科学)、SSI国際利酒師、
東日本学生相撲連盟理事、福井ブランド大使 - 公式CPD
- 1.5単位 <その他>