公益社団法人 日本アクチュアリー会
 

委員会・研究会の活動

調査・研究機能、答申・建議機能

IT委員会

2018.10.12

1.沿革


1959年電子計算機実務研究会として発足
1965年EDP特別委員会に改組
1973年EDP委員会に改組
1987年システム委員会に改称
2000年IT委員会に改称   現在にいたる

2.設立の趣旨


 設立当時の新技術であるエレクトロニクスを導入するにあたり、『各社独自の研究範囲にとどめることなくアクチュアリー会員以外の担当関係者も含めた多数の参加を募り、広く知識経験を交流して相互に啓発し、協力して問題の解決を図る』ことにその狙いがあった。 現在は各種事業の企画・運営が主な活動となっているが、情報交換および相互研鑚の場という設立当時の趣旨は今も生きている。


3.委員会の目的


 IT委員会はITに関連する業界共通の問題についての情報交換や相互研鑚を目的として、IT研究会活動やIT研究大会などを企画・運営している。


4.委員会の活動


 毎年度、6回の委員会と数回の小委員会を開催し、以下の活動を行っている。

(1)IT研究会の運営


 業界共通テーマについて各社のシステム部門の若手で調査・研究グループを組織し、調査・研究活動を行っている。 その成果は年一回のIT研究大会で発表し、研究論文としてまとめている。 研究会の活動は調査・研究が主目的だが、各社のシステム担当者間の交流を深め、また相互研鑚の場ともなっている。

(2)IT研究大会の開催


 IT研究大会では調査・研究グループの成果発表、各社の事例や研究成果の発表、IT関連のテーマについて外部講師による特別講演を行っている。 また大会での発表論文をとりまとめ、アクチュアリー会会報別冊として発行している。


5.2018年度活動


(1)2018年度IT研究会テーマ


No. 研究テーマ 研究の視点 開催地区
保険業界におけるRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の活用 コンピュータ上での操作を自動化するRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を用いることで人的作業を代行できるようになっており、昨今、あらゆる業界において注目を浴びている。 反面、メンテナンス負荷やスキル逸失リスクの観点において、RPA適用が望ましくない業務も想定される。 当研究グループでは、RPAの特性や導入事例等を調査し、保険関連業務への活用の可能性を研究する。 関東
保険業界におけるクラウドの活用 以前から保険業界では基幹システムの複雑化の解消やシステム保守コストの削減を目指し、ホストシステムからオープンシステムへ切り替える動きがある。 しかし、基本的にオンプレミス(自社運用)が主となっており、ハードウェア・ソフトウェアの保守期限到来など、定期的に機器更新の大イベントが発生し、対応負荷も莫大なものとなる。 そんな中、機器を自社で保有しないクラウドコンピューティングの一般企業への浸透は目覚しいものがある。 当研究グループでは、保険業界における基幹システムのクラウド化の実現性について研究する。 関東
保険業界におけるビッグデータの活用 昨今、政府の進める健康・医療戦略でのレセプト情報公開、IoTの進展、自動運転の普及などにより多様なデータ蓄積基盤が実現している。 また、データ解析の分野においても、AIの導入をはじめ、技術は着実に進化しており、ビッグデータの活用事例も急速に増加している。 当研究グループでは、新しい保険商品開発での活用を含め、生保業界におけるビッグデータの有効な活用方法について研究する。 関東
保険業界における「働き方改革」の実現に向けたIT活用 IT研究会ではこれまでワークライフバランスや働き方について研究を重ねてきた。 2016年より政府主導で「働き方改革」が推進され、各業界において本格的な取り組みが進展している。 「働き方改革」を実現するためには、会社の人事制度やOAインフラ等において、従来の枠組みを超えた改善・改革が必要となってくる。 当研究グループでは、保険業界の本社や地方拠点における営業・事務等の実情を踏まえて、真の「働き方改革」を実現するためにIT施策を中心とした提言をまとめることで業界共通課題の解決をめざす。 関東
システム開発における「失敗学」の活用 「失敗学」とは、起こってしまった失敗に対し、責任追及のみに終始せず、物理的・個人的な直接原因と背景的・組織的な根幹原因を究明する学問のことである。 システム開発プロジェクトにおける失敗から得られる教訓を整理することで、今後のプロジェクトマネジメントに活かすことが可能となる。 また、開発したシステムがうまく稼働しないケースや利用されないケースについて、原因を分析・究明することで再発防止が期待できる。 当研究グループでは、システム開発における「失敗学」の有効な活用方法について研究する。 関東
ブロックチェーン技術の保険事務・保険商品への適用可能性 近年、ブロックチェーン技術(スマートコントラクト)は、保険契約への適用に向けた実証実験が推進されるなど、注目されつつある。 当研究グループでは、ブロックチェーン技術に着目し、保険業界における実用化に向けた課題を明確化すると共に、従来とは異なる新たなチャネル(顧客層)を狙った事務システムや新商品開発の可能性について研究する。 関西

(2)第58回IT研究大会の開催【予定】


[開催日] 2019年1月24日(木)〜25日(金)
[会 場] 大手町野村ビル17階 三井生命ホール
[内 容] ◇各研究グループ発表
◇特別講演
◇技術グループによる出展



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