資格試験情報

公益社団法人 日本アクチュアリー会 平成29年度 資格試験要領
平成29年6月
公益社団法人 日本アクチュアリー会
試験委員会 委員長 渡部 仁

日本アクチュアリー会の行う資格試験は、アクチュアリーに必要な専門知識および問題解決能力を有するかどうかを判定することを目的とするものです。 平成29年度は以下の要領で実施します。

1.試験科目

資格試験は第1次試験(基礎科目)および第2次試験(専門科目)からなります。

(1)第1次試験

第1次試験は第2次試験を受けるに相当な基礎的知識を有するかどうかを判定することを目的としています。 試験科目は「数学」「生保数理」「損保数理」「年金数理」および「会計・経済・投資理論」の5科目で、この中から受験科目を受験者が選択します。

(2)第2次試験

第2次試験は、アクチュアリーとしての実務を行う上で必要な専門的知識および問題解決能力を有するかどうかを判定することを目的としています。 「生保コース」「損保コース」および「年金コース」のうちいずれか1つのコースを受験者が選択します。

試験科目は、生保コースでは「生保1」および「生保2」、損保コースでは「損保1」および「損保2」、年金コースでは「年金1」および「年金2」の2科目で、受験科目は受験者が選択します。

 

第2次試験に合格し、かつ、理事会の承認を得た者が日本アクチュアリー会の正会員となります。 なお、この理事会の承認を得るにあたっては、プロフェッショナリズム研修(初期教育)(前身の正会員研修を含む)を受講済みであることが必要となります。 プロフェッショナリズム研修(初期教育)は1日研修であり、今年度は平成30年2月26日(月)の実施を予定しています。

2.受験資格

(1)第1次試験

学校教育法による大学(短期大学を含む)を卒業した方が受験できます。

このほか、次の要件等を満たす方で、所定の書類を提出(※)し、試験委員会が大学を卒業した方と同等の資格試験受験に必要な基礎的学力を有すると判断した方も受験できます。

  • ①大学3年生以上の者(4年制大学において、休学期間を除き2年以上在学し、かつ62単位以上の単位を修得した者)
  • ②高等専門学校卒業者
  • ③学士資格を有しない大学院生
  • ④外国の大学を卒業した者、または、外国において上記@〜Bに相当する学校教育における課程を修了した者
  • ⑤生保数理、損保数理、年金数理等の日本アクチュアリー会資格試験の受験科目に関連する知識を必要とする、保険・年金などの業務に3年以上携わった者

※提出書類は該当要件によって異なります。 また、状況によっては、所定の提出書類の一部または全部を省略することがあります。

(2)第2次試験

第1次試験の全科目(5科目)に合格した日本アクチュアリー会の準会員が受験できます。

3.試験内容および教科書・参考書

(1)第1次試験

試験内容は別紙(1)「試験科目・内容および教科書・参考書」の第1次試験(基礎科目)に記載されているとおりです。

第1次試験については「第2次試験を受けるに相当な基礎的知識を有するかどうかを判定することを目的とする」という趣旨から、出題範囲は教科書に限定します

第1次試験はすべてマークシート方式により行います。マークシート方式による出題には以下のようなものがあります。

・多肢選択:
複数の選択肢から正しい(誤っている)ものを選択して解答する。
〔出題例〕
出題例1
・語群選択:
与えられた語群(数値を含む)の中から問題文の穴埋めとして適切な用語(数値)を選択して解答する。
〔出題例〕
出題例2
・数値記入:
答となる数値を0〜9や符号等の選択肢を使って解答する。
〔出題例〕
出題例3

(2)第2次試験

試験内容は別紙(1)「試験科目・内容および教科書・参考書」の第2次試験(専門科目)に記載されているとおりです。

第2次試験については「アクチュアリーとしての実務を行う上で必要な専門的知識および問題解決能力を有するかどうかを判定することを目的とする」という趣旨から、専門的知識の部分は教科書・参考書を中心とした出題範囲となりますが、問題解決能力の部分はアクチュアリーの役割および時事問題についても出題範囲に含めて論述式の解答を求める等、より広く専門職としての見識を問うことになります。

試験問題は、全体の5割程度が『アクチュアリーとしての実務を行う上で必要な専門的知識を有するかどうかを判定する問題(第Ⅰ部)』、全体の5割程度が『アクチュアリーとしての実務を行う上で必要な専門的知識に加え問題解決能力を有するかどうかを判定する問題(第Ⅱ部)』で構成されます。

(3)教科書・参考書の入手方法

教科書・参考書のうち市販されているものは書店でお求めください。

日本アクチュアリー会発行の教科書については、当会ホームページ(http://www.actuaries.jp/)の「教科書・書籍購入」ページよりお求めください。

 

なお、必要に応じて試験関連図書に関するお知らせ(新規出版物情報、教科書の訂正・正誤表等)も当会ホームページに掲示しております。 重要な情報を掲載することがありますので、適宜、閲覧をお勧めします。(http://www.actuaries.jp/info/siken.html

4.合格基準

(1)第1次試験

「数学」、「生保数理」、「損保数理」、「年金数理」、「会計・経済・投資理論」については、合格基準点(各科目の満点の60%を基準として試験委員会が相当と認めた得点)以上の得点の者を合格とします。

ただし、「会計・経済・投資理論」については、「会計」、「経済」、「投資理論」の各分野のうち一分野でも最低ライン(分野ごとの満点の40%を基準として試験委員会が相当と認めた得点)に達していない場合は、不合格とします。

(2)第2次試験

「生保1」、「生保2」、「損保1」、「損保2」、「年金1」、「年金2」については、合格基準点(各科目の満点の60%を基準として試験委員会が相当と認めた得点)以上の得点の者を合格とします。

ただし、第Ⅰ部、第Ⅱ部のいずれかでも最低ライン(第Ⅰ部は満点の60%第Ⅱ部は満点の40%を基準として試験委員会が相当と認めた得点)に達していない場合は、不合格とします。

5.試験日時

日程科目時間
平成29年
12月11日(月)
数学 14 : 00 - 17 : 00
12月12日(火) 損保数理
生保1・損保1・年金1
9 : 30 - 12 : 30
生保数理 14 : 00 - 17 : 00
12月13日(水) 年金数理
生保2・損保2・年金2
9 : 30 - 12 : 30
会計・経済・投資理論 14 : 00 - 17 : 00

6.試験会場

東京
TOC五反田
東京都品川区西五反田7-22-17 (http://www.toc.co.jp/
大阪
天満研修センター
大阪府大阪市北区錦町2-21 (http://www.temmacenter.com/

 

※会場地図等は受験票に同封してお知らせします。

7.受験の申込

平成29年度の受験申込は、平成29年8月24日正午をもって終了いたしました。

8.受験票の送付

受験票は11月下旬に送付します。 11月24日(金)までに受験票が到着しない場合は、日本アクチュアリー会事務局(examH29@actuaries.jp)まで、Eメールにてお問い合わせください。

9.合格者の発表

・発表時期:
平成30年2月中旬の予定(受験票送付時に通知します)
・発表方法:
日本アクチュアリー会ホームページ(http://www.actuaries.jp/examin/info.html)に合格者の受験番号を掲示します。
あわせて、各科目の合格基準点および最低ラインを掲示します。

 

また、合否結果は次の方法で本人あてに通知します。

申込区分通知方法
①法人会員の連絡担当者経由で申込まれた方連絡担当者経由で通知します。
②上記①以外の方受験申込時の送付先住所への直接郵送により通知します。

※申込後に受験者の連絡先等が変更された場合は、ご連絡いただいた送付先に通知します。

 

なお、不合格の場合は、得点ランクもあわせて通知します。不合格の場合の得点ランクについては、以下の通りです。

(1)「数学」、「生保数理」、「損保数理」、「年金数理」

(合格基準点)-1点 〜 (合格基準点)-10点
(合格基準点)-11点 〜 (合格基準点)-20点
(合格基準点)-21点 以下
欠席の場合

(2)「会計・経済・投資理論」

(合格基準点)-1点 〜 (合格基準点)-10点
(合格基準点)-11点 以下
※不合格ランクⅠ・Ⅱについては、各分野とも最低ラインは達成。
最低ライン未達
欠席の場合

(3)第2次試験(専門科目)

第Ⅰ部・第Ⅱ部とも最低ライン達成かつ合格基準点未達
第Ⅰ部最低ライン達成かつ第Ⅱ部最低ライン未達
第Ⅰ部最低ライン未達
欠席の場合

10.個人情報の取扱

受験申込時に記入された「氏名」「生年月日」「住所」「勤務先」等および合否結果、得点ランク等の個人情報については、試験運営、試験関係事務(受験票等の送付等)、会員管理事務(通信事務等)および統計資料、その他当会の運営に必要な資料の作成にのみ利用します。

なお、連絡担当者経由で申し込まれる方につきましては、上記個人情報が連絡担当者経由で法人会員に提供されることについて同意したものとして取扱います。

また、合格者の方につきましては、従来より、当会会員向けに発行するアクチュアリージャーナルおよびニュースリリースに、「合格科目」、「氏名」、「会社名」(法人会員会社所属の場合)、「全科目合格者」および「成績優秀者」等を掲載しており、平成29年度の試験結果についても同様に掲載する予定です。 掲載を希望されない方は、合格発表日から1週間以内(当日の消印有効)に書面で日本アクチュアリー会事務局までお申し出ください。

11.日本アクチュアリー会への入会

第1次試験に1科目以上合格された方は、日本アクチュアリー会の会員となることができます。

日本アクチュアリー会の会員(※)になりますと、当会主催の年次大会、研修会等への参加および会報・アクチュアリージャーナルの閲覧等が可能となります。

なお、非会員の方については、過去に合格された科目があっても、はじめて受験されるもの(合格科目ゼロ)として、受験者管理を行っています。 したがって、非会員の方は、合格された科目についても合格していないものとみなされますので、ご留意ください。

※平成29年度日本アクチュアリー会年会費
  正会員:30,000円準会員・研究会員:15,000円

以 上

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